今年の捕手

 今年の捕手は3人制で行くだろう。なぜなら、今年は9回までしかないからだ(延長なし)。となると、レギュラー捕手以外の捕手の役割はどうなのか。例えば、9回裏で3対6で負けていたとする。試合展開にもよるが、スタメン以外の捕手が1人残っている確率が高い。ここで、長打が期待できる捕手が残ってたとする。次の回はないので、守備の心配はない。心置きなく代打のカードを切れるだろう。延長戦があれば、延長戦を考えた采配をしなければならないが、その心配はない。この回で逆転すればサヨナラ勝ち。同点でも試合は終了。控え捕手にはこのタイプが欲しい。

 さらに、肩が良かったり、守備力が高い捕手もほしい。9回表で6対3でリードしているとする。ここで、抑えの捕手みたいな感じで起用したい。勝てばそのまま終わり。同点に追いつかれたり、リードされても裏の攻撃がある。抑えの捕手の打力が弱い場合は、打順が回ってこない場所に入れるのもありだろう。巨人だと、大城卓三スタメン。9回に小林誠司が捕手、大城卓三が一塁手と言ったオプションもできる。おそらく、大城卓三がスタメン捕手だが、小林誠司の必要性も出てくる。岸田倫行が打力で捕手を掴み取るかもしれない。炭谷銀仁朗が意地を見せるかもしれない。山瀬慎之助が打力アップして、上がってくるかもしれない。今年のルールを最大限に活かしていきたい。