プロ入り初勝利。

 7月31日の広島戦で大江竜聖投手がプロ入り初勝利を飾った。大江竜聖は2016年ドラフト6位で入団。2017年シーズンは高卒ルーキーながら2軍の先発ローテーションに加わり、2軍ながら12試合に登板した。2018年も一軍に呼ばれなかったが、同期の高田萌生と共に大いに期待された。2019年は春季キャンプ1軍スタートとなり、開幕1軍入りを果たした。1軍で8試合登板した。2020年は開幕1軍こそ逃したが、途中から昇格すると、ここまで6試合を投げて自責点1と好投。左の中継ぎとして活路を見出している。

 見事に初勝利を挙げたが、ここからが本当のスタートである。プロ野球で1試合投げれず引退していく人もいるので、この1勝を挙げるのは難しい。ここで、勢いに乗って、40試合ぐらい投げて結果を残すことができれば、チームの信頼も得られる。来年からは、同学年の大卒投手が台頭してくるかもしれない。ウカウカしていると、高田萌生のようにトレードに出されたり、戦力外となったりする可能性も出てくる。チームに必要とされるには投げ続けて、結果を残し続けなければならない。これからも、活躍を期待したい。