中継ぎの3人

 今年の異例のシーズン。6連戦が続く。鍵となる事は打力ごあるのかと共に、先発投手の長い回を投げる事と、中継ぎ投手の層の厚さだろう。このような条件の今シーズンに、救世主的なラッキーボーイが出現したらデカイ。現時点で巨人は3人現れた。これが、首位を走っている要因の一つだろう。

 大江竜聖。2016年ドラフト6位。将来性がある高卒左腕と期待されて入団。同年にドラフト5位で入団した高田萌生と共に指定選手になるほどの逸材。しきし、高田萌生が楽天へトレード。更に、高卒4年目と言うこともあり、来年は同世代で大卒の即戦力投手が入団しているだろう。今年、結果を残さないと、立場が苦しくなるだろう。昨年も開幕1軍を掴み取ったが、結果を残せずにすぐファームへ。今年はファームを変えて臨み開幕こそ2軍だったが、1軍へ昇格してからは好投をしている。30試合ほど投げて中継ぎでも良いので、結果を残したい。

 

 高梨雄平。大江竜聖のライバルであった高田萌生とのトレードで入団。楽天時代はセットアッパーとして活躍。3年間で164試合。防御率は1.90と抜群の成績を残している。しかし、今シーズンはチームの方針もあり、左のワンポイントは重視されず登板機会は無く2軍で。巨人も田口麗人が先発へ回ったことにより、左の中継ぎが手薄に。そこで、高梨雄平の名が挙がった。1軍登板機会の無い事と、左腕不足の条件が一致した。巨人へ移籍後は変則左腕の特徴を活かして好投が続く。

 田中豊樹。力強いストレートが魅力の右腕。日ハムを戦力外となり育成契約で獲得。2軍で結果を残して支配下選手へ。背番号は19と期待も大きい。1軍へ昇格後も見事なピッチングをしている。

 この3投手もどこまで活躍できるか分からないが、貴重な戦力となったことだけは言えるだろう。逆に言えば、11月まで安定していれば、優勝にグッと近づいているだろう。