2021年セリーグ投手編

 2021年のセリーグ投手。2020年に無双だった菅野智之大野雄大が怪我や不調で、タイトル争いが出来なかった。よって、新たな顔ぶれが揃った。

 勝ち星では、青柳晃洋と九里亜蓮が共に初受賞。青柳晃洋は7勝から、九里亜蓮は8勝から13勝へと躍進。二人ともチームを支えた。同じ阪神では伊藤将司が10勝。中10以上空けながらも、奥川恭伸が9勝と例年なら新人王の活躍であった。巨人では高橋優貴が11勝と勝ち頭。しかし、8勝目以降は研究されたのか、中4〜5日が影響したのか、勝ち星を乗せられなかった。来年は真価が問われる。防御率では柳裕也が受賞。2019年のピッチングがまぐれではないことを証明した。セーブ王は豪球の阪神スアレスが42セーブで受賞。栗林良吏は37セーブで、防御率0.86と驚異の数字を残した。ホールドでは、ヤクルトの清水昇が50ホールドでタイトル。しかも、日本新記録のおまけ付き。個人的には清水昇がMVPでも良いのではないかと思うぐらいフル回転した。

 今年は新顔が多かったため、無理をしていなかったのか気になる所だ。シーズンオフは体を休めて、一発屋になる事なく、更に活躍してほしい。