新人王

 2020年の新人王は広島の森下愓仁だった。巨人は高卒2年目の戸郷翔征が序盤から勝ち星を伸ばしたが、終盤の失速。更に、森下愓仁のタイトル争いに迫る活躍もあったので、新人王を逃した。巨人から最後に新人王が出たのは、2011年の澤村拓一から出ていない。

 

 実は、2008年から4年連続新人王を取っていた。それも、10年前の話になってしまった。2008年は育成上がりの山口鉄也が中継ぎながら11勝2敗と勝負強さを発揮して受賞。2009年は同じく育成出身の松本哲也が、外野手として3割近い数字をマークして獲得。2010年は色々あったが、入団した長野久義が打率.288と本塁打19本の活躍で獲得。澤村拓一は11勝11敗と貯金は作れなかったが、防御率2.03と活躍して受賞。新人王の権利者は新人選手だけではない。もしも、巨人の選手が受賞した場合は、10年ぶり20人目となる。果たして、ドラ1の平内龍太が名乗りを上げるのか?それとも、昨年終盤に出てきた横川凱なのか?いずれにしても、先発投手なら、先発ローテーション争いを勝ち抜き、1年間死守して活躍しなければならない。