新人王争いの行方(パリーグ編)

 新人王争いの行方パリーグは、前半は宮城大弥と早川隆久による両左腕と言われていた。宮城大弥は現在11勝2敗。防御率2.26と抜群の成績を残している。一人で貯金を9つ作ってることも素晴らしい。一方の早川隆久は、6月6日に7勝目を挙げて以来、勝てなかった。そして、9月14日に宮城大弥に投げ勝って8勝目を挙げている。そこで、宮城大弥に決まりかと思われたが、オリンピックでも活躍した、日本ハムの伊藤大海が出てきた。現在、9勝5敗の防御率が2.59と安定している。オリンピックで一皮剥けたようで、二桁勝利に王手をかけている。

 宮城大弥の勝ち星が伸びなかった場合は、伊藤大海や早川隆久にもチャンスが出てくるかもしれない。特に伊藤大海は、チーム状況の割には良く勝っていると思う。その他にも、ソフトバンクの津森宥紀がいる。42試合に投げて1勝0敗11ホールド。防御率1.76と見事な数字を残している。中継ぎで新人王だと、70試合ぐらい投げて、防御率が0点台とかの数字ではないと厳しいが、ソフトバンクの中継ぎ陣を支えている。セパともに、レベルの高い争いとなっている。