拡大版中日

 しばらくはBクラスに低迷していた中日だが、昨シーズンはAクラス入りした。その要因は投手力が安定してきたからだろう。拡大版では沢村賞投手の大野雄大は当然の選出。また、抑えから先発に転向して、8勝2敗と力強い投球を見せた福谷浩司も選ばれた。抑えのマルティネスが安定したピッチングで21セーブ。こちらも選ばれた。残り1つは、最優秀中継ぎに輝いた祖父江大輔や福敬登を差し置いて、柳裕也が選ばれた。

 捕手はキャリアハイの数字を残した、木下拓哉が選ばれた。今年も試合にたくさん出て、レギュラーを完全に掴み取りたい。内野手は、ビシエド、阿部寿樹、高橋周平、京田陽太と鉄板の4人が選ばれた。3年目の根尾昂や2年目の石川昂弥が4人の牙城を崩せるか。外野手は大島洋平のみ選ばれた。平田良介は故障に苦しんだ。また、福留孝介も復帰した。こちらも、若手の岡林勇希が虎視眈々とレギュラーを狙っている。活躍ができると、来年の拡大版に近づける。また、根尾昂も参戦してくるかもしれない。拡大版に外野手が1人ということは、決定的なレギュラーはいなくて、サバイバルになると言っているようなものだ。レギュラー&来年の拡大版を射止めるのは誰か。