拡大版楽天

 今年の楽天の目玉は田中将大プロ野球名鑑にも間に合い、もちろん拡大版。3球団で最多勝と離れ業を成し遂げた涌井秀章も拡大。ルーキーの早川隆久も阪神の佐藤輝明と並んで登場。期待の表れが大きい。抑えのブセニッツも拡大。この4人が拡大に。随分顔ぶれが変わった感じだ。昨シーズン、11試合7勝0敗の岸孝之、2年連続5勝の則本昂大、昨シーズンは先発で結果を出せなく、再び後ろに回った松井裕樹らの復活が、優勝には絶対必要となる。中継ぎ陣は田中将大の復帰で、おそらく拡大版から漏れた牧田和久、酒居知史と安定している。個人的には弓削隼人と釜田佳直の覚醒に期待。

 

 野手陣は捕手の拡大版がない。そろそろ、正捕手が定着してほしいが、今年も投手により捕手を起用するのか。内野手の拡大版は、ルーキーで新人王を争った小深田大翔、本塁打王の浅村栄斗、移籍して自己最高の打率を残した鈴木大地が選出。外野手では、31試合4番を務めた島内宏明が選ばれた。野手は非常に少なく4人。辰巳涼介や田中和基は漏れた。やはり、もっと数字を残して拡大版を迷わせるような活躍をしなければならない。投手陣は整っているので、優勝には打力が必要となる。そして、2年目の黒川史陽にとっては、レギュラー取りの大チャンスか。また、茂木栄五郎や銀次の奮起にも期待したい。表紙は間に合った田中将大、見開き一面は涌井秀章と投手2人となった。