拡大版日本ハム

 ベテランが抜けても若手が育ってくるイメージがある日ハム。しかし、ここ最近はそうでもなくなっているような感じ。

 投手の拡大版は、大怪我から復活して8勝を挙げた上沢直之。不動の中継ぎ左腕の宮西尚生上沢直之と同じく8勝を挙げたバーヘイゲン。残る1枠はキャリアハイの成績7勝を挙げた杉浦稔大。エースの有原航平が大リーグへ移籍したため、滑り込んだ。この3投手中心に今年もローテーションを回さなければ、苦戦するだろう。

 

 捕手は元巨人の宇佐見真吾が選出。成長の足跡が見えたか。今年は正捕手を掴むことが最大の目的だろう。内野手打点王に輝いた中田翔、セカンドのレギュラーをものにしつつある渡邉諒が選ばれた。そして、打率は1割台ながら、43安打7本塁打清宮幸太郎が滑り込んだ。外野手は大リーグ移籍がまとまらず残留した西川遥輝侍ジャパンの近藤健介、元巨人の大田泰示の3選手。計7選手が選ばれた。野手は、やや高齢化しているが、不動なメンバーになってきたので、後は先発投手が課題になるのか。河野竜生も今年は結果を出したい。そして、甲子園を沸かせた柿木蓮や吉田輝星が、拡大版に出てくるような活躍ができれば、上位進出も可能だろう。