発掘と育成

 巨人の目標として、昨年から、発掘と育成が掲げられた。最初はどのような物だろうかと思ったが、ドミニカ共和国出身の16歳ホセ・デラクルーズ内野手と同じく16歳フリアン・ティマ外野手を獲得することから、少し理解できたように感じる。

 

 16歳と言えば、高校1年生の年である。2年間、基礎からみっちり鍛えたとして、2年後は高卒と同じ立ち位置になる。2年間でどれだけ伸びるか分からないが、1軍の力がつけば、将来楽しみであるし、2人ともモノになれば内野と外野に核ができる。ドミニカ共和国からくる外国人も球界にはいるが、16歳となると珍しい。元阪神辻本賢人や元巨人の林イーハオらがいる。2人とも活躍はほとんどできなかった。野球だけではなく、語学や教養なども教育して大活躍すれば、初めて発掘したことになる。こういう事が、やはり本当の意味での育成ではないだろうか。