評価は高くなかったけど当たりなのでは?

 巨人は他球団を自由契約になった外国人選手を獲得する事が多い。そして、そのネタをアンチ巨人ファン中心に言われる。

 さて、2015年のオフに1人の外国人野手と契約した。ギャレットだ。2016年のオープン戦では全試合に4番打者として出場。開幕のヤクルト戦では4番ファーストでスタメン。来日1年目の新外国人選手が開幕で4番に座るのは球団史上初めてだった。そして、巨人軍の第85代目の4番打者となった。開幕カードの第3戦目で8回裏に逆転ツーランを放った。その後は変化球に苦しみ、5月23日に2軍落ち。6月10日に1軍復帰。その後は6番か7番レフトで出場。6月26日のベイスターズ戦では3打席連続本塁打を記録。8月20日には20号本塁打に到達。巨人の自前の左打者が1年目に規定打席到達したのはクロマティ以来26年ぶりだった。1年目は123試合422打数109安打24本塁打68打点。打率.258。まあまあの成績である。2年目はマシソン、マイコラス、カミネロ、マギーらの外国人枠争いに敗れて2軍でシーズンを終えて自由契約となった。三振が多く四球が少ない典型的なフリースインガーだった。

 印象に残っているのは横浜スタジアムでの活躍。巨人はなぜか横浜スタジアムで勝てない。乱打戦の逆転負けをすると言うイメージを持っていたが、ギャレットは横浜スタジアムで打ちまくった。24本塁打中10本が横浜スタジアムでの本塁打。打率も.467。横浜スタジアムに連れて行きたい打者でもあり、横浜ベイスターズに移籍して欲しくない選手だなと思っていた。

 2年目は出場機会に恵まれなかったが、もしもレギュラーで出てたらどうなってただろうと思う。2年目のジンクスにハマっていたのか。それとも、40本塁打を打つ大打者になっていたのか。それは分からない。神だけが知る領域だ。このように、1年目で本塁打20本以上打てば、まあ合格の部類に入るのではないか?また、このように1年目から打てる外国人を見つけてくるスカウトの眼力もチームが強くなるためには必要である。