中継ぎに定着できるか。

 昨年の交換トレードにて巨人にやってきた藤岡貴裕。2019年6月28日、日ハムとのトレードで、藤岡貴裕鍵谷陽平吉川光夫と宇佐見真吾と言った2対2のトレードだ。この時、化けてくれれば大活躍するのではないかという思いが走った。なぜかと言うと藤岡は、2011年のドラフトでロッテと横浜と楽天の3球団がドラフト1位で競合した逸材なのだ。大学時代は菅野智之野村祐輔藤岡貴裕で大学ビッグ3と呼ばれ、ドラフト前を大いに賑わした。抽選の結果、ロッテが交渉権を獲得して、2011年11月11日午前11時11分11秒に仮契約を結んだ(11が12個並び)。背番号も18と言うのも期待の現れだ。

 2012年は6勝7敗。2013年と2014年は6勝10敗と先発としてマウンドに立つも、負け星が勝ち星を上回る、いわゆる貯金の作れない先発投手だった。2015年の途中に中継ぎに転向した。2016年には中継ぎ投手として活路を見出したかに見えたが、2017年は10試合の登板に終わる。2018年は先発投手復帰を目指したが、7月26日に岡大海との交換トレードで日本ハムに。日本ハムでも活躍できず、2019年巨人へ。昨年は1軍で出番なし。

 そして、今年はオープン戦や練習試合で好投。巨人の中継ぎ左腕には中川、高木京介がいる。田口が先発に移行したため、あるかないかのもう1枠を狙う。戸根も狙ってるし、高橋や今村等先発投手漏れした投手も参戦する可能性がある。狭き門だが、自分の投球をしっかりとして役割を果たせば、無理な事もない。かつての大学ビッグ3の2人は大活躍しているので、ビッグ3の一角としても成績を残したい。また、菅野智之とのリレーも見てみたい。