先発と中継ぎの両立の難しさ。

 先発転向した松井裕樹松井裕樹と言えば、高校2年生の時に甲子園での1回戦今治西戦で1試合(9回で)22奪三振と驚異の記録を打ち立てた。27個のアウトのうち、22個が三振。すなわち、三振以外のアウトが5個だけと言うとんでもない記録。プロ野球に入ってからは、楽天の抑えとして活躍。現在139セーブ。このまま行けば驚異のスピードで名球会入りとなる。ところが、毎年先発転向案が出ていたが、今年は本当に実現した。

 オープン戦でも打ち込まれる事が目立ち、調子が一向に上がって来ない。調子が悪いのか、先発での実力なのかはまだ結論付かないような気もする。抑えで長年投げていると、もちろん1球1球全力で投げる。先発投手だと、全球を全力で投げると最後まで持たない。松井裕樹は長年の抑えをしたことにより、手を抜く所、即ち遊びの投球ができなくなったのでは無いか?先発投手だと5番手ぐらいの争いになるが、昨年までは守護神。もったいない気持ちもあるが、本人が納得するまでやまた方が良いだろう。しかし、投球回フォームを崩したり致命的になる前に、後ろに戻る事も考えた方が良い(このあと、抑えて先発で活躍するかもしれないが)。

 今日の試合は巨人の2軍相手に投げた。湯浅大に中二塁打。吉川大幾と山下航には四球。北村にはレフト前2点タイムリー。石川慎吾にはスリーランホームラン。2死後に山本に左安打。盗塁の後、松原にレフト戦のタイムリー2塁打。初回だけで打者11人に対して、53球、3四球5安打6失点と散々な内容だった。

 巨人では先発と抑えで活躍した投手には、上原浩治がいる。上原浩治は針の糸を通すような精密なコントロールがあったため、どちらもその時の状態や状況によってこなせたのだろう。西村健太朗も先発では期待を抱かせたシーズンもあったが、セーブ王を獲得した抑えのイメージが強い。西村健太朗の場合は抑えでの無理があったのか、31歳か32歳頃に引退している。やはり、適材適所の所を見極めて、そこで投げるのが一番なのか。