セリーグのセカンド事情

 セカンドと言うポジションは色々な動きがあり、守備だけでも頭を使わなければならない。プロ野球でのセカンドは守備の人というか、守備が上手くなければ務まらないと思う。高校野球でもそうだが。

 セリーグ各球団のセカンドを見てみると、ヤクルトは山田哲人、広島は菊池涼介とレギュラー、日本代表として活躍している。阪神は糸原健斗が本職の2塁でレギュラーもチーム事情により、サードやショートもこなしている。中日は荒木雅博の引退後は亀澤恭平堂上直倫らで争っていたが、2019年に阿部寿樹が彗星の如く現れてレギュラーを掴んだ。ただ、阿部寿樹は30歳と年齢はベテランに差し掛かっているため、次世代のセカンド育成が急務である。横浜はソト、中井大介、伊藤裕季也、柴田竜拓、石川雄洋と候補が多い。ソトをセカンドにすると、守備面が弱くなる。伊藤裕季也は怠慢プレイもあったが、本塁打を打てる和製大砲。ルーキーの森敬斗は本職がショートながら、外野もこなせる器用さもあるため、セカンドにコンバートもあり得る。この2人は魅力的だ。更に、百瀬大騎がオープン戦で起用されたり、倉本寿彦も復活を狙っている。どうなるか分からない。

 そして、巨人のセカンド。昨年は吉川尚輝、若林晃弘、田中俊太、山本泰寛、増田大輝等多くの選手が守った。実力的には吉川尚輝が一番ポテンシャルを秘めているが、怪我が多いため計算できないのが現状だ。昨年は若林晃弘の印象が強かったが、レギュラーを獲得したとは言えないだろう。更に今年は北村拓己がオープン戦から元気だ。虎視眈々とセカンドのレギュラーを狙っている。巨人も誰が試合に出るか分からない。また、誰でもチャンスがあるのが現状だ。

 このように、巨人と横浜にはセカンド候補が沢山いる。よって、ブログでも書くことが長くなる。2チームに言えるのは、セカンドのレギュラーを取るに当たって、何かこれと言った武器を1つ持ち、それ以外のものを標準に出来れば、自ずと道が開けてからだろう。チャンスはそんなに無い。チャンスができた時に、自分の方へグッと引き寄せれれば、明るい未来が待っているだろう。セカンド争いにも注目していきたい。