同一カード3連勝3連敗

 先週の巨人は本拠地の東京ドームで阪神に3連勝。敵地のマツダスタジアムで3連敗だった。

 

 まずは頭の阪神戦。表ローテーションの菅野智之メルセデス、戸郷翔征が先発した。火曜日はエース菅野智之対前回巨人戦で好投した高橋遥人。予想通りしびれる投手戦となった。試合が動いたのは4回裏。4番岡本和真の一振りで巨人が先制した。試合はこの1点を菅野智之が守り抜き完封勝利。週の初めを見事に飾った。2戦目は昨年までの阪神キラーのメルセデス。初回に2点を先制するも、2回にメルセデスが故障。3回からは継投策となった。まるで、ブルペンデーかの如く投手を繰り出す。普通なら、誰か調子悪いが、この日は皆絶好調。打線も14安打8得点でこの日も完封勝利。そして3戦目も戸郷翔征が0で抑えて役割を果たす。最後はデラロサがセーブを挙げて2対0で勝利。3試合連続完封勝利と最高の結果でマツダに向かった。

 週の後半戦は巨人の楽勝だと思っていたが、冷静になると、森下暢仁対田口麗人、大瀬良大地対畠世周。田口麗人でやられると分が悪い。予感は当たり、早々と田口麗人が崩れる。終盤点を返すも5対7と力負け。更に、新人王争いの戸郷翔征にアシストするどころか、森下暢仁に勝ち星を献上。2戦目も畠世周が通用せず、4対10と大敗。流石、大瀬良大地だなと言った感じ。第3戦はこの間やられた遠藤淳志対プロ入り初先発の高卒2年目の直江大輔。これは、負けたなと思ったが、直江大輔が同期の戸郷翔征に負けじと好投を見せる。4回1失点と頑張った。試合は1対2で敗れるも、明るい話題にもなった。

 

 そして、今週はヤクルトと神宮で3連戦。苦手中日と東京ドームで3連戦。明日は菅野智之石川雅規石川雅規も久しぶりの一軍なので、これは楽勝なのではないかと思うが、実は菅野智之は神宮が鬼門。クライマックスシリーズ、神宮でノーヒットノーランしたことぐらいしか、抑えた思いではない。ここで、出鼻をくじかれるとズルズル行ってしまいそう。2戦目はメルセデスの代わりにディプランが投げそう。順番通りに戸郷翔征をヤクルト戦に使うと、中日戦は裏ローテになってしまう。そして、来週のカード頭は横浜戦。おそらく、そこに菅野智之と戸郷翔征を持っていきたいのだろう。先のことはともあれ、まずは菅野智之で確実に取ることが求められる。そのためには、やや苦手な石川雅規を早い回で攻略したい。