プロ初勝利。

 8月19日の巨人対阪神戦。メルセデス対ガルシアという両左腕の対戦で始まってこの試合。2回が終わり2対0で巨人のリード。メルセデスもここからエンジン全開かと思われたが、投手は田中豊樹に交代。メルセデスは左肘の違和感らしい。田中豊樹は2回を1安打1四球の無失点で後続につなぐ。その後も無失点でリレーとなり、8対0で勝利。2番手の田中豊樹に勝ち星が舞い込んで来た。これが、プロ初勝利となった。

 

 田中豊樹は佐賀商日本文理大、そして2015年ドラフト5位で日本ハムに入団。2軍では結果を出し1軍に上がるも、1軍では結果が出ず2019年オフには日本ハムを戦力外となる。12球団合同トライアウトを経て、巨人に育成選手として入団。育成選手なので、開幕は2軍スタート。クローザーを任され好投を続ける。7月26日に支配下され、背番号は上原浩治らも背負った19番となった。とても、期待の表れとなった。

 

 現在は敗戦処理の役割が強いが、このポジションもゲームを壊さないためにも大切である。まずは結果を残して、優勝に貢献してほしい。