60試合を終えて、投手編

 今シーズンも9月に入った。例年だと優勝争いも佳境に向かう頃だが、今年は半分しか消化していない。それを、半分しかと捉えるのか、もう半分消化したのかを捉えるのかは人それぞれである。

 

 前半を終えての投手陣はと言うと、菅野智之が11試合9勝と抜群の成績。貯金を稼いだ。それに次ぐのは戸郷翔征。9試合7勝2敗。2人で貯金14。現在の巨人の貯金は15。貯金のほとんどを2人が稼いでいる。後半戦も2人の活躍が優勝への鍵となる。それに次ぐ先発投手陣もキーとなる。サンチェス3勝。田口麗人、メルセデス、桜井俊貴が2勝。サンチェス、メルセデス、田口麗人がどこまで勝ち星を伸ばせるか。3人が6勝ずつ挙げることができれば、これも優勝へ近づいている。

 

 中継ぎ陣では中川皓太、鍵谷陽平が23試合。大竹寛、大江竜聖が18試合。高梨雄平、高木京介が17試合を投げている。例年だと普通ぐらいだが、今年は過密日程の連戦のため、試合数が増えると思わぬ故障につながる可能性がある。先発投手がイニングを稼ぐと共に、先発では高橋優貴や太田龍、先発中継ぎ両方できる野上亮磨辺りがどこで出てくるのか。総力戦の後半になりそうである。また、序盤投げた高木京介澤村拓一も頑張ってほしい。チーム一丸となって、優勝へ向かいたい。