今年のドラフト

 今年のドラフトは本命不在と言われていた。高校、大学、社会人、独立リーグを通して、ずば抜けた逸材がほとんどいなかったのだろう。しかし、それにより各球団とも、的確な補強ができたのではないか。巨人は明らかに先発投手を含めた投手陣に難があった。今年の支配下は、右投手3人、左投手3人、右投左打外野手が1人という内訳となった。特にドラフト1位〜3位は即戦力を期待しての指名となった。

 今の巨人では、キャンプの出だしが良ければ、十分に上記の3人は一軍に入るだろう。即戦力、将来性に関して言えば、十分なドラフトだったような気がした。しかし、ドラフトが成功だったと言えるのは、今回指名された選手全員が引退した時に初めて分かる。引退するまでは、いつ活躍するかは分からない。今回指名された選手全員が引退した時に、この年は成功ドラフトだったと言われるような活躍をしてほしい。また、成功と言われる年が多ければ多いほど、チームは強くなるだろう。契約されれば、活躍を期待する。