今年は

 2021年のプロ野球。開幕を1週間に迎えた時に、今年は9回で打ち切りのルールが出た。即ち、延長戦は無しということだ。昨年は延長10回まで行っていた。さて、延長無しルールはどのような影響があるのか。

 投手面では、いろんな意味で有利になると思う。中継ぎの強いチームや層の厚いチームは、先発が5回6回を投げ切ればどうにかなると考え、最初から飛ばしていける。よって、5回で100球投げる投手(球数の多い投手)が生きてきて勝ち星を重ねるかもしれない。中継ぎの層が薄いチームも、薄いなりに延長を考えず継投できるかもしれない。ただ、いくら9回までとはいえ、登板数が増えるとオリンピック休暇はある予定だが、夏場は苦しくなるか。打撃面でもチャンスが来れば早い回の代打があり、大量点に結びつくケースも増えてくるだろう。一軍枠で、チャンスに強い打者や長距離砲にニーズが出て来るかもしれない。そして、引き分け数も更に増加するだろう。負けを減らして、最悪引き分けに持ち込む試合展開も出てくるかもしれない。後1週間。今年も始まる。