井納翔一のイメージと成績

 横浜の井納翔一投手も、フリーエージェントでの巨人移籍が決定的になった。井納翔一は大学卒後に社会人で4年間プレイしているため、プロ年数は短い割に年齢が高い。2018年の途中だけ中継ぎに転向して先発以外で投げたが、主に先発投手として登板している。

 2014年の11勝9敗がシーズンベストである。個人的なイメージは、前半は勝ち星を重ねているが、通常のシーズンは夏場から後半にかけて、怪我が不調で姿を見なくなるイメージである。今年はコロナウイルスの影響もあり、規定投球回には届かなかった。過去の実績から、1年間ローテーションを守れば、7勝ぐらいは期待できる。ただ、環境を変えることにより覚醒して、いきなりブレイクする可能性も秘めている。過度な期待はできないが、活躍してくれれば、儲け物ではないか。年俸が11位以下のCランクという事もあり、人的補償が発生されないのが良い。梶谷隆幸とセットなので、人的補償で投手を狙われる可能性もある。

梶谷隆幸のイメージと成績

 フリーエージェントで巨人移籍が近づいている。現在ではライトを守っているが、個人的には内野手で外野にコンバートされたというイメージ。内野手ではボーンヘッドをしていたイメージが強い。足が早く盗塁をするイメージ。

 2014年から2017年の間レギュラーとして活躍し、一億円プレーヤーとなった(推定1億2800万円)。しかし、2018年と2019年は故障のため、41試合ずつの出場となり、今年の年俸は7400万円と下降していた。2020年はコロナウイルスの影響もあり難しいシーズンだったが、リーグ2位の.323の打率をマークして、1番打者の役割を果たした。

 年俸は4年総額8億円と言われている。単年で行くと、2億円となる。FAしなくても、1億2000万円ぐらいは行っていただろう。FAすると年俸は釣り上がるので仕方ない。巨人の補強ポイントとしては、左打ちの外野手はピッタリ当てはまる。しかし、人的補償の問題も出てくるかもしれない。

 

勲章を得た選手

 さて、ここにあげる選手はどのようなくくりだろうか。丸佳浩、近本光司、京田陽太、村上宗隆、中村奨吾、源田壮亮、外崎修汰、鈴木大地、浅村栄斗、吉田正尚の10選手。

 答えは、全試合出場した選手である。今年はコロナウイルスの影響により、調整が難しく調子が出なかったり、怪我をしたりして全試合出場はハードルが高かった。全試合出場するには、怪我をしないことはもちろん、長いスランプをしない事が求められる。スランプになっても、悪いなりに数字を上げたり、数字を落とさないようなバッティングをしなければならない。今年はシーズン終了も遅く、短いシーズンオフとなる。オフは少しだけ休む事も考え、来年に備えてほしい。

後一つ

 後一つ残っている今年のプロ野球。それは、最優秀選手、最優秀新人賞、ベストナインゴールデングラブ賞の発表である。発表はゴールデングラブ賞以外は12月17日、ゴールデングラブ賞は12月18日の発表となっている。今年はコロナウイルスにより、例年より遅い発表となっている。

 最優秀選手はバレンティンが60本塁打を打った年以外は、ほとんど優勝チームから出ている。おそらく、開幕13連勝を挙げて、14勝2敗とたくさん貯金を作った菅野智之であろう。それか、本塁打王打点王の2冠を取った岡本和真でないか。最優秀選新人賞は二桁勝利を挙げた森下暢仁だと思う。9勝を挙げた戸郷翔征は規定投球回に到達しなかった。最優秀中継ぎ賞に輝いた清水昇もいるが、勝ち星なしとインパクトが薄い。後2週間弱。忘れかけた頃に発表があるだろう。

2021年プロ野球日程

 今日、2021年のプロ野球日程がでた。巨人は開幕戦でベイと。ヤクルトは阪神。広島対中日。楽天対日ハム。西武対オリックスソフトバンク対ロッテとなっている。

 3月26日(金)〜28日(日) 巨人対ベイ 

 3月30日(火)〜4月1日(木)中日対巨人

 4月2日(金)〜4月4日(日)巨人対ヤクルト

 4月6日(火)〜4月8日(木)阪神対巨人

 4月9日(金)〜4月11日(日)広島対巨人

 順当にいけば、ベイ、ヤクルト、広島に開幕3連戦のローテーション。中日、阪神、中日に裏ローテション。交流戦は5月25日に開幕。

 楽天(ホーム)

 ソフトバンク(ビジター)

 西武(ホーム)

 日本ハム(ホーム)

 オリックス(ビジター)

 ロッテ(ビジター)

 遠征は福岡と大阪だけである。北海道と宮城はない。となっている。勝手なイメージだが、ソフトバンクとは交流戦の最後の方にしているイメージだが、来年は最初の方に。これだけ見ても、いろんな想像ができて、早くも来年が楽しみだ。

 

 

規定投球回を見て思ったこと。

 規定投球回投手が多いから強いとは限らない。中継ぎや抑えが豊富なチームだと、3番手以降の先発投手は初回から完投を考えなく、思い切って投げるだろう。また、完投能力が高いエース級がいても、2番手や3番手投手がしっかりしないと、エース級に負担がかかる。

 セリーグは小川泰弘が後1回届かなかった。その他に投球回イニング100を越えた投手は、大貫晋一、秋山拓巳、戸郷翔征、遠藤淳志といる。この4投手は来年も行けるだろうと期待されるとともに、結果を残さなければならない投手となる。言ってみれば、この投手が活躍しないと、チームの成績は良くならない可能性が高い。真価が問われる。

 パリーグでは、東浜巨が119回と惜しくも到達ならず。ロッテの小島和哉は113.1回と奮闘した。7勝8敗ながら、20試合でQSが10試合と期待の左腕として、結果を残した。先発投手が安定してきたロッテにとって、来年も結果を残すことができるのか。

 

今年の規定投球回イニング達成

 規定投球回イニングとは。規定投球回に達成すると、防御率タイトルに名前が載る。先発投手にとって達成すると、この1年ローテーションに定着したと言えるだろう。すなわち、勲章のようなものだ。前回、ブログでも書いたが、最近は投手分業制により、規定投球回達成者が少なくなってきた。更に、今年はコロナウイルスの影響により、6連戦がほとんどだった。120試合で20試合投げれれば良い方だった。計算上20試合投げて6回以上投げれば到達する。しかし、雨が降ったり、早期ノックアウトされたりすると、その分取り戻すのに苦労する。今年の達成者は、

セリーグ

大野雄大 148.2回

西勇輝  147.2回

菅野智之 137.1回

九里亜蓮 130.2回

森下暢仁 122.2回

青柳晃洋 120.2回

パリーグ

石川歩  133.1回

有原航平 132.2回

涌井秀章 130   回

山本由伸 126.2回

美馬学  123   回

田嶋大樹 122.1回

千賀滉大 121   回

高橋光成 120.1回

 

 セリーグ6人、パリーグ8人となっている。チーム別に数えると、阪神2、広島2、巨人1、中日1、ベイ0、ヤクルト0。楽天2、オリックス2、ソフトバンク1、西武1、ハム1、ロッテ1となっている。