課題

 今年のセリーグは3チームが団子状態で優勝を争っている。週明けのゲームはヤクルトに2勝1分で見事に勝ち越した。そして、週末は阪神との甲子園決戦。先発は苦手にしている西勇輝と戸郷翔征。戸郷翔征はオリンピック中断があったといえ、7月と8月は未勝利。そろそろ勝ち星が欲しいところだ。

 

 試合は巨人が西勇輝を攻め立てる。5回に松原聖弥の2点3塁打で先制。6回にも亀井義行のタイムリー3塁打で追加点。戸郷翔征は5回までパーフェクトピッチング。勝負ありかと思われたが、6回に1点を返され、7回裏にピンチを背負い降板。後続の投手が打たれて、まさかの逆転負け。ゲーム差で首位は守ったが、後味の悪い試合となった。

 

 戸郷翔征には課題が見えた。やはり、勝負どころでのスタミナがない。前半飛ばし過ぎて、後半にバテてしまうのか、それとも、100球を超えたあたりのスタミナがないのか。そして、1年を戦い抜くスタミナも無いのか。今シーズンはこのまま先発で行くだろうが、このようなシーズンが続けば、将来的な配置転換も考えられる。菅野智之も戻ってきたので、戸郷翔征がシーズン前半のピッチングをして、勝ち込めば、団子レースから抜け出せるだろう。