五輪明け、投のキーマン

 前半戦は投手陣にもいろいろなことがあった。菅野智之の不調。山口俊の復帰。様々あり、キーマンは全員だが、特に高橋優貴がキーマンとなるだろう。

 今、この順位にいるのは、高橋優貴が15試合9勝3敗とセリーグ最多勝であり、阪神に4試合4勝と無類の強さを誇っているからである。高橋優貴が15勝以上で最多勝を挙げることができれば、巨人は優勝にかなり近づいていると思う。更に、チームが苦手としている中日にも2試合2勝。防御率0.60となっている。ところが、苦手にしているチームがある。ベイスターズと広島である。この下位2チームからも白星を挙げたい。

 先発ローテーションとして、菅野智之メルセデス、戸郷翔征。山口俊、高橋優貴、サンチェス。この6人が揃って調子良ければ、無双だろう。メルセデスやサンチェスはオリンピックでも好投していたので期待したい。この2人が二桁勝利に絡んでくると、チームとしても大きい。なによりも、菅野智之の復調だろう。中川皓太が復帰すれば、ビエイラ、デラロサ、高梨雄平、大江竜聖、鍵谷陽平など揃うので、優勝へのシナリオができてくる。