菅野智之の12連勝の本当の価値

 菅野智之が勝ち投手となり、12連勝を達成した。開幕からの連勝は現ヤンキース楽天所属時の田中将大以来だと思う。今年はコロナウイルスの影響もあり難しいシーズンとなった。その中でも、キッチリと気持ちを切らさずシーズンに挑めているからの記録であると思う。

 さて、本当の価値はと言うと、マツダスタジアムで勝ち投手になったからでは無いか。菅野智之は広島戦の、特にマツダスタジアムで良い印象があまり残ってない。あまり良い印象が残ってないと言うことは、打たれているという事だろう。いわゆる苦手のスタジアムである。マツダスタジアムで勝ち投手になれたことは、大きいと思う。更に、対戦相手の遠藤淳志投手には8月2日に完投勝利を挙げられている。やや苦手にしていたところで、9月22日と9月29日で投げ合った。22日は終盤もつれてのサヨナラ勝ちだったが、今回は投げ勝っている。相手投手に負けをつけたのも大きい。

 昨年まで5年くらい苦杯を飲まされた広島に今年は勝っている。完膚なきまでに広島を叩いて独走したい。