巨人の育成外国人選手から支配下になった選手

 巨人の育成外国人選手が支配下選手になった選手にはどのような選手がいたか。

 オビスポ。2軍で157キロを計測するなど、豪速球の持ち主。投球技術と制球力に課題はあったが、2007年6月27日に支配下される。故障により、2008年に自由契約となり育成選手に再びなったが、その年に再度支配下。トレードで日ハムに移籍もした。32試合8勝4敗。防御率4.13。

 ロメロ。2009年に育成契約。シーズン中に支配下登録されるも、一度も一軍に上がる事なく自由契約。2010年も育成契約となった。この年の6月に再度支配下。2011年は開幕1軍。山口鉄也らが不安定な事もあり、抑えに抜擢。11セーブを挙げるも、ランナーを出すと不安定な投球となった。2012年の途中に交換トレードでソフトバンクへ。51試合2勝3敗11セーブ。防御率3.10。

 林イーハウ。15歳で149キロを計測した事で話題を集めた。MLB球団との競合の末、2006年9月に巨人と育成契約。2010年7月に支配下。2試合投げた。その後は2軍では抑えで活躍するも、1軍のチャンスは巡ってこなかった。2013年に戦力外。合同トライアウトを受けたが、獲得球団はなかった。2試合に登板。防御率12.60。

 アブレイユ。2013年と2014年は西武に。育成選手こら支配下されている。巨人には2015年のシーズン後に育成契約。2016年の3月30日に支配下。1軍でも出番はなく、シーズン終了後に自由契約。7試合16打数4安打。打率.250。(西武での成績)

 アダメス。2016年4月に巨人と育成契約。2018年にイースタンでクローザーとして花開き、6月に支配下。長身からのスリークォーターでツーシームカットボール、スライダーを操った。2019年は外国人枠の関係で出番は少なかった。39試合0勝3敗4セーブ。防御率4.57。どうも、アメダスに見えていた。

 マルティネス。巨人の海外トライアウトに6度目の受験で合格。50メートル5秒88の俊足と強肩が目に留まり、2017年1月に育成契約。2018年にイースタンで14本塁打と活躍したため、7月27日に支配下。同日に即スタメンデビューで初打席本塁打と鮮烈なデビュー。両打ちと言う事もあり、出場機会はあると思われたが、8月にヘッドスライディングをした際に骨折。その後、ゲレーロと代わり登録抹消。2019年は外国人枠の関係で出番は激減した。シーズン後に戦力外となった。25試合69打数12安打2本塁打。打率.174。

 モタ。2019年に巨人と育成契約。1年目は2軍で試合に出た。そして2020年キャンプでの活躍が認められて、2月28日に支配下された。

 育成期間はあくまでも育てる期間。成長して、支配下に巣立ったら立派な助っ人。そこで結果を残されなかったら、切り捨てられるといった厳しい世界。支配下されても気が抜けないのである。巨人の歴代の育成外国人からの支配下選手。モタはどうなるのか?支配下されたからには、今年が勝負だ。パーラからレギュラーを取ると言った気持ちでいかないと、先が見えないし、下手したら今年で終わりかもしれない。是非、ジャパニーズドリームをつかんで欲しい。