2021年ソフトバンク

 今年のソフトバンクは60勝62敗21分の4位となり、クライマックスシリーズを逃すBクラスに甘んじてしまった。野手陣では、周東佑京の離脱が大きい。昨シーズンは50盗塁とチャンスを作った。今シーズンは70試合に留まり、盗塁数も半分以下の21。控えに回ることも多く、右肩手術で離脱。今年のパリーグの盗塁数は30個以下で決まりそうだ。我が巨人でも藤村大介が28盗塁で盗塁王を取った年もあった。

 投手陣では、高橋礼の起用がイマイチだった。2019年は先発で12勝。2020年は中継ぎで23ホールドと活躍した。ところが、今年は11登板。先発5試合と中途半端だったような気がする。そして、先発陣の誤算。千賀滉大が怪我で離脱。後半出てきてからは盛り返した。13試合10勝3敗と成績を見れば二桁だが、年間フルに投げたら、20勝近くは行って山本由伸と熱い争いをしていたかもしれない。日本ハムから移籍のマルティネスが9勝と続いたが、昨年最多勝の石川柊太が6勝、東浜巨武田翔太が4勝と振るわなかった。ベテラン和田毅は5勝6敗と奮闘したものの、防御率は悪化した。ブルペン陣は揃ってきたので、チーム上昇のためには、先発陣の整備が必要だろう。