二桁勝利

 高橋優貴が二桁勝利を達成した。7月11日の首位攻防戦で、西勇輝と連勝対決を制して9勝目を挙げてから、勝ち星が遠ざかっていた。その間に、阪神の青柳晃洋や秋山拓巳が二桁勝利の10勝目をあげていた。勝ち星で抜けていたが、追い抜かれた形となっていた。チームも打撃が思うように行かず、波に乗れない。

 

 5回100球と球数が多く、中継ぎに助けてもらった感があるが、見事な二桁勝利。二桁勝利どころか、勝ち星を挙げれずに球界を去っていく投手もいる中、実に素晴らしいと思う。ここからは、これに満足することなく、どんどん上を目指して、更に勝ち星を積み上げていってほしい。その先には最多勝も見えるし、15勝以上で最多勝を掴めば、優勝にグッと近づいているはずだ。メルセデスと共に、優勝には欠かせない左腕。一流投手として、勝ち星を伸ばしたい。