当確

 今村信貴がソフトバンクとのオープン戦で、5回を無失点。昨年の日本シリーズのリベンジを果たすと共に、自身初の開幕ローテーションを勝ち取った。

 今村信貴と言えば、いつも7〜8番手の先発投手という勝手なイメージ。先発投手が離脱した時に調子が良かったら、チャンスをもらい、そこで数勝する感じ。高卒2年目から一軍で投げているので、ベテランという感じだが、実は3月15日で27歳。今が一番力が出る頃なのかもしれない。2018年には中日戦で完封勝利を挙げるなど、6勝2敗と花が開きかけた。2019年は3勝2敗。2020年は5勝2敗と谷間を埋めて、2021年シーズンは開幕ローテーション勝ち取った(この2週間でどうなるか分からないが)。左打者へのシュートが有効になってきたらしい。

 

 ここからが本当の勝負。まずは、最初の登板で勝ち星をつけることが求められる。最初の試合で崩れると、2試合目の登板で打たれたらチャンスは無いと不安になってしまう。だからこそ、なんとしても結果を残してもらいたい。5番手投手は8勝8敗ぐらいでも御の字だが、今年、二桁勝利を挙げて貯金を作れたら、イメージが変わり、一級品の投手となるだろう。是非、このビッグチャンスを物にしてほしい。