ビックリ

 久しぶりにびっくりしたニュースが飛び込んできた。トレードの話である。田口麗斗と廣岡大志のトレードである。先発左腕が不足しているヤクルトと、坂本勇人の後継者を作りたい巨人の思惑が一致したとみられる。推定年俸が7000万円の田口麗斗と1600万円の廣岡大志という格差トレードで注目されている。

 田口麗斗は高卒2年目の時に、先発の機会をもらいそれを活かして3勝を挙げた。そして、2016年には10勝10敗で二桁勝利を記録。2017年は13勝4敗と圧巻の成績。待望の先発左腕が誕生した。と思われたが、翌年は2勝8敗と不振。2019年からは中継ぎ投手として、活路を見出すも防御率は4点台とイマイチ。今年はキャンプインでいきなりの離脱もあった。一方の廣岡大志は岡本和真の1年後輩で、長距離砲と期待されていた、2019年に二桁本塁打(10本塁打)をマーク。このまま、岡本和真のように大砲になると思われたが、レギュラーに定着できずにいた。内野全ポジションと外野もこなせるので、巨人では貴重な戦力となりそう。ただ、北村拓己など似たタイプもいるので、まずは競争だろう。今回のトレードは衝撃だったが、お互いのチームのニーズに合ったトレードではないか。