今年の戦力外について

 まず、戦力外についてである。プロスポーツ競技において、所属選手に対して、戦力構想から外れていることを選手本人に告げることである。そこで、他球団の移籍を模索するのか、合同トライアウトに出るのか、または引退するのか。いろいろな道がある。

 例年の戦力外通告は、第1次と第2次に分かれている。1次では10月1日からクライマックスシリーズの前日まで。第2次はクライマックスシリーズ全日程終了から日本シリーズ終了の翌日まで。日本シリーズ出場チームは日本シリーズ終了の5日後までとなっている。

 今年はコロナウイルスにより変則日程なので、第1次は毎年と違っている。ただ、第2次に照らし合わせると、巨人とソフトバンクに関しては、駆け込みで戦力外があるかもしれない。巨人も吉川大幾選手が、フェニックスリーグに参加中に戦力外を告げられた。ドラフトで入ってくる人は、今年に関しては決まっている。チームにとっても苦渋の決断である。来年、巨人でプレイするには、ここを乗り越えなければならない。来期もプレイする選手について、シーズンオフは皆さんで語っていきたいと思います。