大卒の本塁打事情

 佐藤輝明選手が左打者の長距離砲として期待を集めている。何球団が競合するのか。楽しみな面が強い。さて、最近の主な大卒強打者はどうだろうか。

 大山悠輔。1年目は75試合に出場で本塁打は7本。1位の役割は果たしてないと言われた。2年目は11本。3年目は全試合出場ながら、14本と長距離砲としては物足りない。4年目の今年、一気に開花した。

 柳田悠岐。ルーキー年は5試合6打数と層の厚いソフトバンク打線では蚊帳の外。2年目は5本と準レギュラーに。3年目は11本。4年目はフル出場で15本。5年目に34本放ち、打率も.363と打ちまくり、トリプルスリーを達成した。

 吉田正尚。1年目と2年目は腰痛に苦しみ、60試合前後で10本と12本。3年目と4年目はフル出場して、26本と29本。フルスイングが板についてきた。今シーズンはアベレージバッティングになったこともあり、ここまで12本だが、打率は.350と好アベレージを残している。

 入団するチーム状況にもよるが、1年目から本塁打を打ちまくることは並大抵ではない。果たして、佐藤輝明は?