これぞエースのピッチング‼️

 巨人対中日の試合。投手は菅野智之大野雄大。エース対決であり、開幕投手対決でもある。開幕投手を任されると言うことは、1年間この投手で中心に行くと言うメッセージにもなっている。今日の試合は前回不甲斐ない投球を見せた菅野智之にとっては、汚名返上でもある試合だ。

 試合は5回まで菅野智之はノーヒット。大野雄大は1安打と手に汗を握る投手戦。6回裏に坂本勇人本塁打で巨人が先制。試合が動き出す。菅野智之ノーヒットノーランを期待されたが、7回にビシエド二塁打を打たれる。結局、被安打はその1本だけ。巨人は北村拓己のタイムリー等で援護。菅野智之は9回を投げきり完封勝利。

 

 さて、エースのピッチングには幾つかの理由がある。1つ目に中継ぎ投手を休ませることが出来たこと。昨日まで12試合で、高木京介が7試合、澤村拓一と中川皓太が6試合と半分以上投げている。今年は120試合制とはいえ、6連戦が多い。中継ぎ投手をできるだけ休ませたい所だ。そこで、1人で投げ切る。本当に理想的だと思う。2つ目は相手エースに投げ勝った事である。今年初対戦の相手。しかもエース対決。これを制すれば波に乗ることができる。この圧巻の投球で、明日の田口麗人に繋げた。カードの頭を取るという事は本当に大きい。3つ目は前回の不甲斐ない投球を挽回した所だ。前回打たれて、今回も打たれたら、チームにはやな雰囲気がでる可能性がある。そう言う時にビシッと締めた。流石、菅野智之だと思わせた。

 この中日戦でちょうど一回りすることになる。巨人はコロナウイルス対策のため、ここまではホームゲームが多かった。しかし、ここからはビジターゲームも増えてくる。連覇のためにも、取れる試合は確実に取って、波に乗っていく必要があると思う。この異例な特別シーズン。ぶっちぎる姿を見たい。