投手のキーマン

 開幕も金曜日。投手のキーマンは開幕第2戦に先発予定のサンチェスだろう。菅野智之は勝って当たり前、最低でも13勝。貯金は10してもらわないと、優勝が遠のいていく。そして、対戦が予想されるであろう相手のエース級に勝っていかなければならない。メルセデスや田口麗人はそこそこの実績がある。対戦相手の巡り合わせなどもあるが、二桁勝利を期待しても良い。この3人に加えてサンチェスが台頭する事が優勝への近道である。

 

 しかし、オープン戦や練習試合等を見ていると散々な結果である。にも関わらず、開幕ローテーションに選ばれるのは年俸も絡んでくるが、持っているポテンシャルから、何かきっかけを掴めば覚醒するかもしれないと言う願望もあるだろう。ここで、2015年のデータを出す。

 2015年と言えば、マイコラスが来日した年である。オープン戦では、5試合に登板で0勝4敗。防御率4.24。投球回18回に対して自責点は8も失点は14。公式戦に入っての初白星も遅かったが、初白星を挙げてからが怒涛の如く勝ち込み、終わってみれば21試合13勝3敗。防御率1.92。と素晴らしい成績を残した。

 

 サンチェスはそこまでチャンスは与えられないと思う。2、3試合で結果を残さなければならない。試合内容が悪ければ即2軍行きもあり得る。だからこその開幕第2戦の先発だろう。しかも、菅野智之の後に投げると言う決して楽じゃない環境での初登板となる。その環境を跳ね除けて、優勝へ貢献してほしいと願うばかりだ。答えは土曜日に分かる。