巨人の抑え

 9回を締める抑えが安定していれば、チームは大崩れしない。しかし、抑えを務める事は並大抵のものでは無い。その指数として、セーブというものがある。3点差以内で9回1イニングを抑える事のことを指す(本当はもっと条件はあるのだが)。巨人では過去15年間どのような抑え投手かいただろうか。セーブ数2位までを挙げてみた。

 

2019年  中川皓太    16    デラロサ  8

2018年  カミネロ 11 マシソン  8

2017年  カミネロ 29    マシソン  2

2016年  澤村拓一 36    土田、戸根、マシソン、山口   1 

2015年  澤村拓一 36    マシソン、山口  2

2014年  マシソン 30    西村健太朗 6

2013年  西村健太朗42    山口鉄也  6

2012年  西村健太朗32    マシソン  10 

2011年  久保裕也 20     ロメロ   11

2010年  クルーン 25     山口、越智 5

2009年  クルーン 27     越智大祐  10

2008年  クルーン 41     山口鉄也  2

2007年  上原浩治 32     豊田清   4

2006年  高橋尚成 15     豊田清   13

2005年  林昌範  18     久保裕也  7

 まず、巨人で抑えを務めることは並大抵のものではない事が分かる。2008年〜2010年の3年間クルーンが抑えを守ったのが最高である。その他は西村健太朗澤村拓一、カミネロが2年連続チーム内セーブ王である。その他は毎年抑えが変わっていて安定していない。充実した年は2007年の上原浩治、2008年のクルーン、2015年と2016年の澤村拓一だろう。2位のセーブ数が極端に少なく、1年間抑えを守った証拠だろう。巨人だけでは無く、長く抑えで名を挙げる抑え投手がどこの球団も育てたいだろう。今年の9回はデラロサが務めることとなるだろう。まずは中継ぎから適正を見極めて、長く抑えで使える投手を見出す事が、強いチームを作っていく基礎となるだろう。