今日誕生日の

 5月14日に誕生日を迎える巨人の元投手がいる。大リーグへ移籍して実績を残した柏田貴史投手。八代工から1989年のオフに当時あったドラフト外で入団。高卒ドラフト外ということもあり、入団当初は2軍でほとんど過ごす。1994年に一軍初登板を果たして初勝利を挙げる。1995年にはイースタンリーグ最多勝の活躍も1軍では出場機会に恵まれなかった。

 1997年にはニューヨークメッツの春季キャンプに参加。野球留学して、5月1日にメジャー初登板。現在では、大リーグで登板するには色々な条件があるが、当時はそこまで厳しくなかった。当時のメジャーでは珍しい左のサイドスローということもあり、大リーグの猛者どもを抑える。結果3勝を挙げる。防御率が悪かったため、1年で自由契約となる。その後は巨人に戻り中継ぎとして活躍。1999年と2000年は50試合以上に登板。左のワンポイントとして活路を見出した。2002年以降は前田幸長岡島秀樹などの台頭があり、出場機会が激減。2005年に1軍登板がなくなり、この年のシーズン後に引退した。引退後はメジャーリーグの経験を買われてスカウトに転身した。

大リーグでは35試合3勝1敗。防御率4.31。

日本では203試合4勝2敗1セーブ。防御率3.91。

 

 本日で49歳。誰もが無謀な挑戦だと思ったが、意外なことにも花が開いた。このようなことがあるので、いつ誰がどこで活躍できるかもしれないということを教わった。