準レギュラー2

 準レギュラーのようなユーテリープレイヤーは左打者というイメージだったり左打者が多いが、右打者で活躍した選手がいた。寺内崇幸である。

 栃木工業高校からJR東日本。そして、2006年の大学生社会人ドラフトで巨人からドラフト6巡目の指名を受けて入団。守備では二塁、三塁、遊撃手と3つのポジションをこなして役割を果たすが、バッティングが課題であった。なんとか、バットを短く持ち食らいつくスタンスでもある。プロ初本塁打は2009年の4月に中日のチェンから打った。2010年は原監督からの指示により、緊急時の第3捕手の練習もした。2012年には藤村、古城、ロッテから移籍の高口とのレギュラー争いを制して開幕スタメン。主に左投手の時にスタメンだった。そして1番輝いたのが2013年。自己最多の114試合に出場。ルナのオールスター辞退により、初のオールスター出場も経験した。そして、クライマックスシリーズでは前田健太から決勝スリーラン本塁打日本シリーズでは田中将大からソロホームランを放つなど、打撃でもエース級相手に意外性の本塁打を見せつけた。240打数54安打。打率は.225と低かったが、打率以上に活躍した印象だった。2014年からは故障に苦しみ、試合数も減少していった。2018年には1軍出場が無く、戦力外通告を受けて引退した。

 

670試合818打数178安打5本塁打39打点。打率.218

 俊足のイメージだったが、40盗塁と意外と少なかった。スタートが得意ではなかったのか分からないが、もっと盗塁を決めれたら出番があったかもしれない。小技もうまく、犠打をよく決めていたイメージがある。