今年こそ今年こそ先発ローテに

 毎年期待されて話題に上がっている。今年は5年目のシーズン。高卒でプロ入り。同学年の大学出の選手が今年入団してくる。まさに、期待されている投手から実績を残す立場にならなければならない。高田萌生。

 岡山県高校野球チームと言えば、ちょっと前では、関西、玉野光南倉敷商岡山理大付と言ったチームが甲子園に出場していた。最近では、岡山学芸館創志学園が台頭してきた。その創志学園が甲子園初出場を果たしたのが2016年。その初出場の時のエースが高田だった。甲子園では盛岡大附属に敗退。その年のドラフトでは期待も加味され、ドラフト5位で指名される。オープン戦では指定強化投手に名前が上がるほど、将来が期待されている。2018年の7月29日の中日戦でプロ初先発。2回6失点のKOで結果を残せず。しかし、ファームでは11勝2敗と素晴らしい成績を残す。2019年は2試合に登板する。結果は出なかったが、三振を取れる投球スタイルをアピールできたのではないか。

 高卒5年目を迎えた今年は結果がほしい。先発なら10試合。中継ぎなら40試合ぐらいは投げたい。そのためには、先発と中継ぎどちらが適正なのか?どちらの方がチャンスをもらえるのか?ここら辺を考えなければならない。チャンスは先発か中継ぎかどちらで巡ってくるか分からない。高田の実績から行って、どちらでも良いのでまずは存在感を示さなければならない。素材は一級品なので数少ないチャンスを活かしたい。個人的には150キロを超えるストレートと切れ味のあるスライダー。抑えに持っていっても面白いのではないか。抑えもデラロサや澤村、中川等ライバルも多い。その中で光るものを残せば、活路を見出せるかもしれない。もう一度、自分の投球スタイルを見つめ直してほしい。2軍の帝王にだけはなって欲しくない。今年あるだろうワンチャンスを掴み、飛躍の年として欲しい。