1993年〜1994年世代

 1993年〜1994年世代。この世代は高卒なら2012年ドラフトで大卒なら2016年ドラフトで入団している。今年で27歳となる年。高卒で入った選手はそろそろ活躍しないとヤバイ年。もちろん、花開かず引退した同年代の高卒選手もいるだろう。大卒も5年目となり、そろそろ1軍には定着したい。

 現在の巨人では、桜井俊貴、中川皓太、今村信貴、増田大輝、田中俊太、若林晃弘、山本泰寛、石川慎吾、重信慎之介の9人がいる。更に、メルセデスもこの世代だ。2016年ドラフトは1位桜井、2位重信、5位山本、6位若林、7位中川となっている。この9人の中で中川皓太が昨年セットアッパーとクローザーでチームを支えて活躍した。更に桜井が3年間の不振から抜け出し8勝を挙げた。このように、そろそろ活躍しなければ、いつ戦力外になってもおかしくないのである。特に、増田、田中、若林、山本はセカンドを中心とした内野手。吉川尚輝が怪我持ちなのでチャンスを与えられている状態である。若林が昨年少し存在感を見せたが、レギュラーを取るに至らず。今年はまた競争である。2つ下の北村や高卒3年目の湯浅も虎視眈々とセカンドを狙っているので大混戦だ。逆に言えば今年こそ結果を残さなければ、FA補強で動いたり、大卒や社会人で内野手を狙うかもしれない。と言うことは誰が首を切られる。

 この中の2人でガッチリ二遊間を組めれるようになればチームはもっと強くなっているだろう。坂本勇人がサード、岡本和真がファースト。(或いはその逆。)この世代が本当の意味でチームを引っ張ってほしい。同じ世代がこう揃うこともあまりないと思うので、競い合ってレベルアップしてほしい。