いざ決戦へ

 首位攻防戦の前のカードの中日戦。1勝1敗で迎えた第3戦。巨人は柳裕也を打ち崩せず、0対1での敗戦。阪神がヤクルトに勝ったため、首位阪神とは2.5ゲーム差となった。2.5ゲーム差で迎える首位攻防戦。

 第1戦の予告先発は、秋山拓巳と戸郷翔征。巨人の戸郷翔征は休養十分。力で阪神打線をねじ伏せてほしい。一方の秋山拓巳に強いのは松原聖弥。15打数7安打と大当たり。6月20日の対戦でもツーランホームランを放っている。今日から6番に降格したが、松原聖弥のバットが火を吹くのか。初戦に注目したい。そして、土曜日はメルセデス。日曜日は高橋優貴と両左腕が先発予定。メルセデス阪神キラーだったが、前回は打たれた。リベンジのピッチングとなる。高橋優貴も二桁勝利に向けて、9勝目を挙げたいところ。巨人が3連勝すれば首位に。阪神が3連勝すれば、5.5ゲーム差と差は広がる。今年の対戦は6勝6敗と五部五部。土曜日は西勇輝、日曜日は伊藤将司と来るだろう。最低、勝ち越すために明日は絶対勝ちたい。

 

最悪の負け方をした翌日

 昨日、中日相手に逆転負けした。2対1でリードの6回裏にノーアウト満塁。梶谷隆幸がサードゴロでのホームゲッツー。北村拓己が三振とチャンスを逸す。すると、8回表に高梨雄平が捕まり、逆転を許す。試合はそのまま2対3で敗れる。阪神もヤクルトに勝ったため、ゲーム差は2.5に広がった。

 そして、今日。負けるとズルズルいってしまう試合で、2回表に福留孝介本塁打で先制を許す。ところが、その裏に岡本和真の本塁打ですぐに追いつく。そして、4回裏には丸佳浩のツーランで勝ち越す。山口俊が7回途中までナイスピッチング。大江竜聖、デラロサ、ビエイラと繋ぎ逃げ切る。今日は阪神がヤクルトに敗れたため、再びゲーム差は1.5に。明日は直江大輔が登板。復活のピッチングとなるか。柳裕也を何とか打ち崩して、勝利を手繰り寄せたい。

 

よく見かける

 よく見かける、サンチェス対大野雄大。3月16日のオープン戦で投げ合う。シーズンが始まってからは、開幕2カード目の初戦。1点を巡る攻防の末、3対3の引き分け。中島宏之大野雄大から本塁打を打っている。2回目は4月13日の東京ドーム。1対1で7回へ。伏兵の廣岡大志の本塁打で勝ち越し。巨人が2対1で勝利。5月には対戦は無かったものの、5月21日に大野雄大が投げて、1対1の引き分け。この試合でも廣岡大志が本塁打を打っている。翌5月22日にはサンチェスが投げて5対4で勝ち投手に。いずれもクロスゲーム

 昨年の大野雄大なら、付け入る隙はほとんどなく、厳しい試合だったが、今年は本調子ではなく可能性がある。そして、廣岡大志が2本打っている。今日、もしも出番があるのならば鍵となるかもしれない。シーズン3度目の投げ合い。軍配はどちらに。

 

上位は譲らず

 今日、巨人が勝って阪神が負けると、首位交代だったが、デイゲーム阪神が勝ったため、首位奪還は無くなった。それと同時に、離されないためにも、負けたくないゲームとなった。

 先発投手はメルセデス。怪我から帰ってきて、ここまで3勝1敗とチームを救っている。試合は3回に丸佳浩と岡本和真の本塁打で2点を先制。4回には、北村拓己の3号ソロで追加点。メルセデスは6回途中を無失点に抑える。継投で1点を失ったが、3対1での勝利。しっかりと阪神についてくことができた。この試合では、デラロサが復帰した。後ろが安定してくると、投手陣全体が落ち着くので、とても大きいことだと思う。野手陣では、怪我明けの坂本勇人梶谷隆幸が本調子ではないように見える。丸佳浩と岡本和真が好調なので、この2人の調子が下降線になった時、打ってくれれば良いのかなと思う。明日は高橋優貴が先発。ここは、二桁勝利に一気に王手をかけたいところだ。ベイスターズには今年、8勝3分と負け知らずだ。これを継続していきたい。対ベイスターズ防御率が2.45となっている。明日も強力打線を抑えて、是非勝利を。

 

実は

 巨人のゲームは神宮でベイスターズという試合だったが、雨で中止。阪神は広島と対戦。広島が2回裏に一挙7点を挙げてゲームを決めた。阪神西勇輝を立てて、1対7の敗戦。今後に尾を引くような負け方になるかもしれない。ヤクルトは中日の柳裕也を打ち崩して勝利。この結果、首位阪神と巨人の差は1.5になった。明日、巨人が勝ち阪神が負けると勝率の差で巨人が首位となる。ヤクルトも阪神と4.0ゲーム差、巨人と2.5ゲーム差となっている。3チームがグッと縮まってきた。

 そして、ここで注目したいのが、負け数である。巨人の負け数は26。実は12球団で一番少ない。即ち、一番負けていないこととなる。ちなみに阪神は27。オリックスは29。今日、中止になったことで、中継ぎ投手を休ませることができた。明日はメルセデスがスライド登板。明日は戸郷翔征が投げる日だったが、疲労のため抹消。結果的にこの采配が当たったことになる。ベイスターズとの2試合。取りこぼしは許されない。

 

いよいよ視界に

 7月最初のゲーム。今年のペナントを占う意味でも大きな勝利。1勝1敗で迎えた第3戦。菅野智之を立てて、絶対に負けられない試合であった。ところが、菅野智之が1回に1点、3回に3点と4失点。嫌なムードが漂う中、松原聖弥がツーランを放ち2点差に。4回は四球から、相手のミスなどにつけ込み、一挙6点。5回にも2点を取りダメ押し。そのまま、10対4で勝利。

 菅野智之が4失点でズルズル行くと、チームの雰囲気も暗くなるところでの逆転勝ち。巨人の底力が見えた。更に、7回からは直江大輔が復活の登板。3回を見事に抑えて、プロ入り初セーブ。先発でも行けるぞとアピール。まさしく、完勝であった。首位阪神も、守護神のスアレスが打たれたの敗戦。ゲーム差は2ゲームとなった。明日からはベイスターズ3連戦。今シーズンは一度も負けていないが、阪神に3タテをかますなど、打線が絶好調。メルセデスや高橋優貴の左腕が打線を抑えることができるか。阪神を捉えるためには、負けられない。ベイスターズとの初の神宮決戦。違和感がありまくりだな。

 

連勝ストップ

 山口俊が8回の途中まで、ノーヒットピッチングも広島の野間峻祥がホームランを放ち、ノーヒットノーランは途切れる。達成すれば、自身2度目という久しぶりの記録だったが。その後のチャンスも活かせず、0対1で敗戦。相手投手の九里亜蓮を攻略できなかった。

 明日は菅野智之が投げる。阪神追撃には、必ず必要な戦力だ。菅野智之、山口俊、サンチェス、メルセデス、戸郷翔征、高橋優貴と先発投手は揃った。菅野智之が本来の投球ができれば大きい。今度、戸郷翔征を休まされる余裕も出てきた。更に、今村信貴や横川凱も控えている。そして、支配下に戻ってきた、直江大輔もいる。中断前までに阪神との差を詰めておきたい。そして、中断前の直接対決では、絶対勝ち越すことが求められる。阪神ベイスターズに今シーズン初の同一カード3連敗をするなど、勢いも少し落ちてきた。よって、菅野智之のピッチングがどこまで戻っているのか。注目であると共に、広島にカード負け越すわけにはいかない。