現役引退

 巨人を自由契約となった藤岡貴裕投手が、現役引退して球団職員に転身することとなった。藤岡貴裕は大学は東洋大学で、菅野智之野村祐輔と共に、大学ビック3と呼ばれていた。そして2011年のドラフト会議で3球団の1位指名を受けて、ロッテに入団した。

 

 先発では結果を残せず、中継ぎに転向。2018年のシーズン途中に日本ハムへ。2019年の途中に巨人へ移籍した。この移籍に関して、リーグが変わればガラッと変わるかもしれないと、個人的に期待したトレードだった。2019年は巨人での1軍登板機会はないも、2020年は12試合に投げて防御率3.12とまずまずの成績だった。ところが、巨人の中継ぎ左腕を見ると、盤石の中川皓太がいて、トレードで高梨雄平が大活躍。更に、大江竜聖がブレイクした。よって、出番が激減した。更に、横川凱や井上温大も先発投手ながら、虎視眈々とこの枠に入ってくるかもしれない。という状況だ。とても残念な引退だが、今までの経験を活かして、球団職員として貢献してほしい。

 

通算178試合21勝32敗。防御率4.14。

桑田真澄がコーチに

 巨人のOBである桑田真澄が巨人に帰ってきた。現役時代の活躍は言うまでもなく、引退してからは早稲田大学大学院のスポーツ科学修士を取得。その後は野球解説者や評論家で活躍。さらに、グラブ開発に関するアドバイザーを務めたり、スポーツ庁参与に就任したりと幅広く活動。そして、一軍投手チーフコーチ補佐として復帰となる。これまでの活動を活かした指導はもとより、投手陣の更なるレベルアップを測り、盤石の投手陣を形成してほしい。また、若手投手にも良い逸材はいるので、大成できるよう期待したい。

菅野智之が残留

 遅れましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今年、最初のニュース(ネタ)は予想通り、菅野智之のポスティングでした。結果は不成立で巨人残留となった。色々な情報が出ているが、今年も巨人でやることになったので、日本一目指して頑張ってほしい。今年の先発ローテはと言うと、菅野智之、サンチェス、戸郷翔征、井納翔一と右腕が4枚は順当に行けば確定だろう。畠世周や平内龍太もいるが、メルセデスや高橋優貴、田口麗人、今村信貴の左腕も入ってくると、バランスが良くなるだろう。メルセデスは外国人枠の関係で、きついかもしれない。逆に日本人左腕が安定すると、サンチェスとメルセデスをセットで登録と抹消を繰り返して使える選択肢も出てくる。菅野智之が軸となれば、今年も安定した投手陣が形成できるだろう。

新外国人

 今日のニュースで新外国人獲得のニュースがあった。一塁候補としては、スモーク。両打ちの強打の外国人野手。左翼候補としては、テームズ。ファーストがメインだが、外野もこなせる。

 

 まずは外国人枠争い。例年通り4枠だと野手はこの2人にウィーラーとウレーニャが挑む。ウィーラーも両方こなせるので、激戦となる。少しでも調子が落ちれば交代となるだろう。投手は先発がサンチェスとメルセデス。中継ぎ抑えがデラロサとビエイラ。こちらも、熾烈である。菅野智之が大リーグへ行く可能性があるので、両先発は入れたい。そこで、今年も5枠になった場合は、デラロサかビエイラのどちらかが入るだろう。

 打順では、1番梶谷隆幸の構想だが、吉川尚輝を1番にして、6番に梶谷隆幸梶谷隆幸を挟むようにして、外国人を入れることもできる。大城卓三が8番という順当に行けば、贅沢な打線。と上手くいかないのが野球。さて、どうなるだろう。

 

来シーズンは何人抜きか

 2020年シーズン。坂本勇人2000本安打を達成した。最終的に2003安打まで伸ばして歴代52位となった。1位は張本勲の3085安打。そこに到達するには、1本1本の積み重ね。そして、数々の偉大な選手を抜いていかなければならない。

 

 まずは、3安打で2006安打の駒田徳広に並ぶ。143試合制で143安打を打つとしたら、2146安打となる。そうすると、歴代26位まで行くこととなる。田中幸雄、ラミレス、柴田勲野村謙二郎新井宏昌小久保裕紀荒木雅博和田一浩加藤英司、有働道世、江藤慎一谷沢健一藤田平山崎裕之鳥谷敬松井稼頭央、松原誠、古田敦也中村紀洋谷繁元信前田智徳小笠原道大清原和博阿部慎之助宮本慎也を抜くこととなる。この顔ぶれを見ると、錚々たる実力者である。その領域に足を踏み入れようとする。まさに、神の領域である。

後2人

 松坂世代久保裕也渡辺直人藤川球児の引退に伴い、松坂大輔和田毅の2人だけとなった。その1人の和田毅が年俸1億5000万円の2年契約でサインした。今シーズンは16試合8勝1敗の成績。規定投球回には届かなかったが、貯金7を作ったことが評価されたようだ。2月で40歳を迎える大ベテラン。日本での成績は138勝71敗の成績。貯金が67ということからも、調子が悪くても崩れないピッチング、悪いなりにゲームを作ることができるからの数字なのだろう。

 2年契約ということで、余程のことがない限り後2年はできる。しかし、衰えがあまり感じないので、この2年間で更なる白星を積み重ねていき、それ以降のシーズンも投げてほしい。まずは、日本での150勝。その先には、200勝も視野に入ってきそう。

3年連続

 高橋優貴投手が入団以来、3年連続背番号変更となった。3年目を迎える来シーズン。3つ目の背番号となる。

 

 2018年のドラフト会議で、根尾昂、辰巳涼介を競合で外し、外れ外れ1位で指名。1年目は5勝7敗とまずまずの成績を残した。かつての左腕エースだった内海哲也の背負った番号をつけることとなった。ところが、2年目の今シーズンは怪我で出遅れて、10月に4試合、11月に4試合と8試合の登板のみとなった。1勝3敗と不本意なシーズンであった。そして、シーズンオフに背番号が26から47へと変更になった。47と言えば、移籍してきた工藤公康や育成出身から大活躍した山口鉄也がつけた左腕番号である。心機一転、47番で来シーズンは覚醒してくれることを期待している。