いつの間にか

 いつの間にか大野雄大防御率1位に。今シーズン5回目の完封勝利。安定したピッチングで抑える。菅野智之を抜いて防御率1位に。安定感で言えば、菅野智之を上回っている気もする。菅野智之は珍しく今年は打線の援護があり勝ち星を伸ばしている。残り3試合ぐらいの登板。どうなるか。

 いつの間にか中日が2位に。大野雄大が安定しているが、福谷浩司が安定している。ここ6登板で4勝0敗。抑えを務めたが、失格の烙印を押された。今年、先発として目覚めた。優勝には厳しいが、Aクラス入りのために大車輪の活躍が期待されている。

 いつの間にか、巨人のマジックが9となった。ついに一桁となったのだ。今年のマジックは順調すぎるほど減り続けている。残り22試合で9。優勝は時間の問題でもある。

上々のピッチング

 高橋優貴が広島打線を5回2安打1四球と77球でまとめて、今シーズン初勝利。チームの連敗も3で止めた。打っては2回裏ツーアウト1塁から、右中間へのタイムリー3塁打を打つ。これが、決勝点となった。

 今日勝った大きな意味が2つある。昨日、菅野智之が開幕13連勝で止まり、チームも今シーズン火曜日に初めて負けた。今日も敗れて4連敗となると、ズルズル行く可能性もある。それを、止めたのが大きい。特に初回を三者凡退に抑えて流れを作ったのが大きい。そして、広島戦の勝ち越しを決めたことだ。今日を終えて広島戦は後4試合。12勝7敗1分としたことにより、広島が残り全部勝っても11勝止まりになる。もちろん、残り全部勝って、広島に大差をつけて、ここ数年感の鬱憤を晴らしたい。

復活とは

 明日の予告先発で高橋優貴が書かれた。高橋優貴は2018年のドラフト1位左腕。ルーキーシーズンの昨年は18試合に先発。5勝7敗。防御率3.19とまずまずの投球。2年目の今年の飛躍を期待したファンは多かっただろう。

 しかし、左肘痛のためファーム暮らし。ファームでも打たれることもしばしば。しかし、虎視眈々と先発の座、一軍マウンドを狙って調整した。同じ左腕の田口麗斗の不調などもあって、10月6日に今シーズン一軍に初昇格。10月7日のベイスターズ戦ではプロ入り初の中継ぎマウンド。2回2分の2を6奪三振1失点の好投で先発マウンドを勝ち取った。明日は広島戦。菅野智之が13連勝でストップ。火曜日初黒星。増田大輝が離脱。等暗いニュースばかりだが、高橋優貴のピッチングで一掃してほしい。復帰したことが復活ではなく、明日抑えて勝ち投手となることで、本当の復活と言えるだろう。

ドラフト。もしも、佐藤輝明を取れたら

 ドラフト会議で近畿大学の佐藤輝明を指名するのではないかという記事があった。内野手だが、もし巨人が獲得したら外野手になるだろう。もちろん、即戦力として期待することになるだろう。

4吉川尚輝

9松原聖弥

6坂本勇人

5岡本和真

8丸佳浩

3

7佐藤輝明

2大城卓三

1投手

というオーダーになる。残りのファーストを今年のメンバーで言えば、陽岱鋼中島宏之亀井義行、ウィーラー、北村拓己、山下航太等で争う熾烈な争い。更に、噂されている山田哲人を獲得した場合は、ファーストの枠が埋まる可能性がある。ファーストに山田哲人か岡本和真か坂本勇人が入る可能性。確かに魅力のある選手だが、どうなるか。競争心を煽るカンフル剤の意味も込めているのか。今年はドラフト戦略によって戦力外が決まる初のドラフト。巨人の映えあるドラフト1位には誰が選ばれるか。また、くじ引きとなった場合、残りのものに福が残っているのか。

ドラフト。気になる投手

 東海大学の山崎伊織投手。明石商の時はセンバツ8強時は2番手投手だったため出番なし。東海大学では3年時に春秋MVPの活躍で名を挙げた。ところが、今年の6月に右肘靭帯再建術。いわゆるトミージョン手術を行った。現在はボールも握れていない状態である。

 進路に関しては8月の終わりに社会人野球へ進み、プロを目指す事を表明。しかし、ドラフト1ヶ月切った10月にプロ入り希望でプロ野球志望届を提出した。おそらく、ドラフト下位か育成での指名はあると踏んだからこそ志望届けを出したのだろう。社会人で復活して、ドラフト上位指名を狙うのも良かった。今回、育成契約で指名されプロに入り、その後支配下されても、そこまでは契約金はもらえない。育成ドラフトまで残っていれば、育成で10名ほど指名すると明言している巨人の獲得はあるか。或いは、3位や5位での指名もありそう。今年は、ドラフト時に順位がおそらく決まっていなく、戦力外選手も出ていない異例のドラフト。山崎伊織投手の指名はあるだろうか。

10連戦を終えて

 9月30日から始まった10連戦も終わった。ローテの谷間に桜井俊貴をはめることにより、菅野智之が中6日の感覚を保てている。内訳は

広島   ○6対1    ●1対4    ○5対3   

阪神 ●1対4     ○7対4   ○7対1   ●1対6

ベイ ○6対4   ●3対6    ○9対7

 6勝4敗と勝ち越して終えた。広島戦とベイスターズ戦の初戦は菅野智之でガッチリと取る。初戦を取ることで、連戦を有利に戦える。ここに来て、エラーやミスが増えてきたため、失点が増えてきたが、吉川尚輝と松原聖弥の1.2番コンビが出塁して、クリンナップが返すという攻撃で得点力がアップ。丸佳浩が好調と優勝へ向けて加速してきた。

 

抜群の危機管理能力

 巨人の中川皓太が左脇腹痛のため登録抹消となった。ご存知の通り、中継ぎ抑えのスペシャリスト。ここまでチーム最多の37試合に登板。2勝1敗6セーブと大車輪の活躍。10日間での復帰は難しい。現時点で2位阪神とのゲーム差は13ゲーム。マジックも14。優勝へのカウントダウンは進んでいる。今年はクライマックスシリーズもないので、無理をして悪化させても良いことはないので、きっちりと治してほしい。

 抑えはデラロサ。代わりのセットアッパーは高梨雄平になるだろう。高梨雄平は連投の続いた中川皓太とデラロサを休ませる時に、2試合抑えを務めてセーブを挙げた。これを見越してではないけど、中川皓太が離脱した時のための備えはあった。これが、今年の巨人の強さでもある。中川皓太の離脱で普通だと苦しくなる。本当のことを言えば苦しくなるが、なんとか耐えれるだろう。そして、優勝へのカウントダウンだ。